人事のためのコーチングvol.2 〜人事コミュニティ
こんにちは。りあんです。
今回はコーチングプレイス(CP)内の人事コミュニティ「人事系ゆる繫がりの会」のことと、「人事のためのコーチング講座の構想」について書きたいと思います。
前回の記事では、私の自己紹介やコーチングを学んだ理由を書きました。
人事の仕事は、働く人の多様化や、働き方の柔軟化、人手不足などで、この数年で複雑化し、大変になっていると思います。
ダイバーシティ推進や、テレワークの浸透はいいこと!ですが、人事的には配慮しなければならないことが増えています。
組織の一方的なルールの押し付けのみでは、人が離れることもある。
昔の正解は、今は正解じゃない。
人事は、組織と個人の間で、バランス感覚が求められる業務になってきていると感じています。そんな業務にあたる中で大切なのは幅広い視点。
コーチングは、社員の対応でも役立つスキルですが、私がCPでコーチングを学んで良かったことは、人事のコミュニティを持てたことです。コミュニティの存在で社外の視点を得られていることが、日々の業務に役立っています。そのコミュニティが人事系ゆる繫がりの会です。
人事系ゆる繫がりの会とは
1.CPはサードプレイス
CPの良いところは、講座受講中から終わったあとでも、CPのコミュニティにいられて、コーチングの相互セッションや、それぞれの得意なイベントなどで、他の方と繫がりが持てるところです。いわゆるサードプレイスになっています。
メンバーは皆コーチングを学んでいるので傾聴力がある方ばかり。
様々な仕事をしている学習欲の高い方、主体的な方が多く、刺激をもらえるのが魅力です。
2.人事コミュニティをつくったきっかけ
変化が激しい労働環境、
人事の仕事で、これって他社はどうしてるんだろーと思うことに、色々とぶつかることがあります。
例えばコロナで、在宅勤務が急に始まって、在宅勤務手当や、交通費ってどうしてますか?みたいな話しなど。
ネットで検索すれば、実際にこんな金額で手当出してます、という会社の情報は出てきますが、在宅勤務手当と、通勤交通費が1日単位で実費だと支出が増えてしまいそう、
6か月定期で、出し切りの方が、会社にとっては支出をおさえられるケースもあるだろうし。
在宅勤務手当と交通費を1日単位で出す正しさを追求すると、実務上煩雑だよなー
そんな時に、他社の方にどうしてますか?と軽くきけたら参考になると思います。
実際こんなルールでやったら、こんなことが起きた、こんなことに注意した方がいいみたいなことが、きけたらいいな
仕事でそんなことが度々あり、思いきってCPのコミュニティで、人事系の仕事をしている方の会の発足を声かけしてみました。
もともとコーチングと人事が相性が良いこともあり、たくさんの方に参加いただき、人事系ゆる繫がりの会ができました。
3.実際の活動は
ゆる繫がりの会の活動は、その名のとおりゆるく適当。
メッセンジャーでグループを作っているため、こんな時どうしてます?とメンバーどうし質問しあったり、
月に1回1時間オンラインでフリートークをしています。
また、特定のテーマで話したいという方どうしでイベント的に話してみたり。
ちなみに、会の中では社名は出さずに話しています。守秘義務もあるので、そのほうが話しやすいと思うからです。ルールにしていたというより、自然にそうなってます。
また企業の人事の方のみではなく、人事系の仕事をしている方も集まっています。人事と関わる仕事をしている方の視点も興味深く、勉強になります。
今までに話題に出たのは、ごく一部ですが、こんな感じ。
☆育休をサポートした同僚にインセンティブは必要か?
☆メンター制度 メンターを嫌がられないためには?
☆人事異動の裏側
☆不妊治療と仕事の両立の為の制度構築、運用の悩み
☆男性育休推進のための工夫
☆社労士からみた視点 企業人事はこんなタイプが多い?
☆新卒採用事情 転職ファストパス、 親の意向を理由に辞退
☆採用面接で心苦しさを感じないために
☆ダイバーシティ推進に専任組織があるメリット、デメリット
☆介護と仕事の両立セミナー開催時の留意点
などなど。
4.人事の保健室的存在になれるかも
人事は人の悩みに触れたり、時には会社への恨みをぶつけられることもあります。
私は経験はありませんが、リストラのための面談も、人事が担当したりしますよね。
定年再雇用の方に給与が低いとなじられたり、
社員から重い病気の告白もある、
不妊治療の悩みを打ち明けられたり、
家族がメンタル疾患で、
などなど。
人間が働いてるんだから、色々あってあたりまえ。
社員の家族も含めたら、様々な事情を多くの方が抱えてる。
正直に言うと、氷河期世代ど真ん中の私は、個人的な事情があろうとも、それを見せずに働くのがカッコいいと思ってた時代もありました。
でも今は悩みを職場で打ち明けられて、事情があっても働きつづけられる環境が大事。
社員の悩みに真摯に向き合いすぎてもつらいし、割り切れることばかりではない。個人の事情に触れる人事の心理的負担は結構重い。
そんな時に同じような仕事をしている人に話せると気持ちが楽になることもあると思います。
ゆる繫がりの会は、
いわば人事の保健室にもなれるのかも、と最近思っています。
(ちなみにこの保健室という表現は、CPの基礎講座を一緒に学んだ同期が発想してくれました)
人事のためのコーチング講座をつくるとしたら
「りあんさんは副業できますか?人事の方向けのコーチング講座をやってほしい!」
去年、CPの代表塙さんにおっしゃっていただきました。
人事業務でこんな風にコーチングを活かしてる、という話しをしていた時のことです。
なんともびっくり、ありがたいお話し。
その時から、人事の方向けのコーチング講座をつくるとしたら、、、を考えています。
コーチングの技法の講座で、業務でこんな風に活かしてる実践の例を入れる
とか、
視野が狭くなっているこんな社員の対応、コーチングでどんな質問が有効か考えてみる
とか、
人事の人でメンバーを集めたら、それだけでプチコミュニティができそう
とか、
加えて、ゆる繫がりの会で、情報交換ができて、保健室の役割もあれば、かなりいいのではないか
など。
まだ構想中ですが実現出来たらと思います。
人事のためのコーチング
次回の記事では、ゆる繋がりのメンバーの方に登場してもらおうと思っています。
今度基礎講座のサポートに入ることになりました。
3月8日土曜日朝6:00から毎週半年1時間の講座です。
講師の三浦コーチも、元人事。
人事系ゆる繋がりの会のメンバーです。
土曜の早朝を学びの時間にしませんか?
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