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海外生活を豊かに変えるコーチングの力と仲間の存在


初めまして。カナダ在住のコーチングプレイス講師 Eikoです。

海外生活と聞くとどんなイメージがありますか?

キラキラした生活を想像される方も多いかもしれません。確かに日本とは違う環境で多くの経験ができます。

しかし私の場合、渡航当初は言葉の壁、文化の壁、人種の壁にぶつかり楽しいことばかりでありませんでした。

そんな海外生活を豊かにしてくれたのは、コーチングやコーチングプレイスの仲間の存在です。



1)海外生活の現実と駐在妻の壁

一昨年、私は夫の駐在に伴い、長年勤めていた会社を退職してカナダに来ました。

退職前、「長い間積上げてきた会社員としてのキャリアを捨ててしまって良いのか」と悩みました。

コーチングセッションでも何度もその話をし「家族と海外で貴重な経験をしよう、海外で新しいスキルや経験を得よう」と思い、退職を決断しました。

しかし、渡航後に待っていたのは、言葉の壁や文化の違い、そして孤独感。

夫は仕事に忙しく、最初は泣きながら学校に通っていた子供も学校に慣れ、現地の友達もたくさん作っていく。自分だけが取り残されているような感覚でした。

「私のキャリアはこのまま途絶えてしまうのか……」
「英語が上達せずママ友といても孤独感や疎外感を感じる……」

何も出来ない自分に無力さを感じ、気づいたらアイデンティティロスに……。駐在妻(夫)にはよくあることのようです。

渡航前、アイデンティティロスに陥る人が多いという話を聞いていたのですが、「私は大丈夫!」と謎の自信を持っていました。でも現実は甘くありませんでした。

2)心の支えになったコーチと仲間たち

そんな私を支えてくれたのは、評価せずに話を聞き、無条件で私を受け入れてくれるコーチとコーチングプレイスの仲間の存在でした。

カナダに来る数年前、私はコーチングプレイスでコーチングを学び、その後も応用講座を受講しています。

自分のコーチとのセッションに加え、定期的にコーチ仲間とオンラインで勉強や近況報告をしていたので、海外にきてからも信頼できるコーチや仲間に悩みを打ち明け、心ゆくまで話すことができたのです。

黙って話を聞き、共感し、時には背中を押してくれるコーチやコーチングプレイスの仲間たち。

コーチングプレイスの仲間は皆、聴くことのプロ。雑談がいつの間にかコーチングセッションのようになっていることもあり、密かにお得だと思っています(笑)

話を聞いてもらえるだけで心が軽くなり、前向きな気持ちになれるんですよね。コーチングを学んでそのことは良く理解していましたが、実際にその力を改めて実感する日々です。

3)コーチングや講座での気づき

コーチングや講座を通して、自己理解を深めていく中で、いくつかの重要な気づきを得ました。

まず、キャリアに対する考え方が大きく変わりました。

「駐在生活はキャリアが中断してしまう」と思っていたのですが、逆に新しいキャリアを作り出せる時間だと気づきました。以前は、キャリアを狭義の意味で捉え、職歴やスキルにばかり目が向いていましたが、人生経験すべてがその人のキャリアなのですよね。

海外での様々な経験も、私という人間のキャリアを作る貴重な要素なのだと気づかされました。

次に、自分の思いこみの強さに気づかされました。以前の私は、完璧主義で頑張れば何でも思い通りにいく(いかせなければ)と思っていました。

ある講座のコーチから「あなたは、自分の思い通りにならないことが多い海外に行ってよかったわね。今まで 何でも自分の思い通りになると思っていたでしょ」とフィードバックをもらいました。

私「……(苦笑)」
返す言葉がありません。

海外にきて自分ではどうすることもできない人種の壁や環境のなかで、何でも思い通りに進めようとしていた自分の未熟さに気づきました。

また、他人の目を気にしがちな私に対して、コーチから「人の目を気にして何かを成し遂げようとするのは面白い」と言われたことがあります。一般的に、他人の目を気にすることは否定的に捉えられがちですが、そう言われたことで、自分の価値観を肯定され、認められ、応援されているように感じました。

別のコーチには「Eikoさんは錦をあげて帰国したいんですね」と言われ(笑)、「いやいや錦はあげなくても良いけれど、心の底ではそう思っているのかな〜」なんて笑いあって、気持ちを軽くしてもらいました。

真実を伝えてくれたり、応援してくれたり、肩の荷が軽くなる話しをしてくれるコーチやコーチングプレイスの仲間がいる。

こんな環境だから、海外にいてたまに無力感や孤独感を感じて落ちこむことはあっても、落ちこみ続けることはないんです。


4)海外生活とコーチング

新しい国での生活は、言葉が通じないもどかしさや文化の違いなどから、孤独を感じたり、自分を見失ってしまうこともあるかもしれません。

そんな海外在住者にこそ、自分のことを日本語で話し(母語で話せるって重要です)、自己理解が深まり、自己成長を促すコーチングはとても役にたつのではないかと感じています。

コーチングは、単に悩みを聞いてもらうだけでなく、具体的な目標設定や解決策の発見もサポートしてくれます。

私自身、コーチングを受けること、学ぶこと、教えること、そしてコーチングプレイスの仲間との繋がりが異国での生活をさらに豊かにしてくれています。


5)グローバルなコーチングプレイス

コーチングプレイスは、国境を越えて、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まる、グローバルなコミュニティです。海外在住の講師や受講生も多くいます。


次回以降、海外在住者の方々へのインタビューを通して、「コーチングがどのように海外生活で活かされているか」をお伝えしたいと思います。

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