見出し画像

「自分が自分を認められていないんだ!」と初めて気づくことができました。

コーチングとの出会いから、現在コーチ、講師として活動する中での思いまで、コーチングの魅力と可能性について、遠藤幸子さんに詳しくお話を伺いました。


コーチングとの出会い

──コーチングとの出会いのきっかけを教えてください。

40歳を過ぎ、あらためて自分の仕事について考え直す時期がありました。昔からいくつになっても好きな仕事で輝いていたいと思っていたことを思い出し、このままでは後悔すると思ったんです。それで、本を読んだり、コミュニティに入ったりしながら模索していました。

そんな中、ふと出会ったのが八幡美和コーチのブログでした。そこに綴られていたコーチングの素晴らしさ、それに対する熱い思いを知り、どんどん魅了されていきました。

 
──コーチングのどんなところに魅力を感じましたか?

アドバイスされるのではなく、自分で話しながら自分で気づいていく過程が素晴らしいと思いました。以前、アドバイスされることに抵抗感があり、悩みを人に相談できなかった経験があったので、コーチングのスタイルはすごくいいなと感じました。
 また、家族問題で悩んでいた時に、同じ悩みを抱える人の会に参加したことがありました。そこでは10分間自分の話をするだけで、コメントはされず、ただみんなに聴いてもらえる場でした。それがものすごく癒され、アドバイスや言葉がなくても耳を傾けて聞いてくれるだけでこんなにも違うんだと衝撃を受けました。それがまさにコーチングだったと気づき、これだ!と思ったんです。

 
──実際にコーチングを受けてみようと思ったきっかけは何ですか?

コーチという仕事にも興味が湧いたので、まずは自分が受けてみたいと思いました。そこでコーチングに出会うきっかけとなった八幡美和コーチの継続コーチングに思い切って申し込みました。コーチングは継続が大切だと言っていたので、単発ではなく継続で経験してみようと思ったんです。
 

──コーチングを受けた感想はどうでしたか?

普段の会話では味わえない安心感や癒しを感じました。自分の話を気を使わずに思いっきりしても、コーチは最後まで関心を持って聴いてくれました。第三者的な立場で、フラットに話を聴いてもらえる場というのは、日常ではなかなかありません。聴いてもらえることで、過去に感じた癒しの体験と同じような安心感を得ることができ、自分の思いを消化できる感覚がありました。これは、私だけでなく多くの人にとって必要だと感じました。


—コーチングの魅力をどのように感じていますか?

コーチングの最大の魅力は、自分で答えを見つける力を引き出してくれるところだと思います。日常では、つい人の意見に流されたり、自分の気持ちを押し殺してしまったりすることがありますが、コーチングでは自分と向き合う時間を作ってくれます。コーチは決して答えを教えたりはせず、自分で考え、自分なりの答えを見つけるためのサポートをしてくれます。自分の内なる声に耳を傾け、自分を信じる力を育ててくれるのがコーチングの素晴らしさだと感じています。これは、人生のあらゆる場面で役立つと思います。

コーチングスクールでの学び

──コーチングを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

コーチングの価値を確信したので、自分もコーチになって提供できるようになりたいと思いました。そのために、スクールで学んで資格を取ろうと決心しました。いろいろなスクールを見てみましたが、ビジネス系のコーチングスクールが多い中、コーチングプレイスは「ゆるく楽しく」と、いろんな人を対象にしているところに魅力を感じ、ここなら安心して入れると思いました。

 
──コーチングプレイスに入ってみてどうでしたか?

いろんな方がいろんな目的で学びに来られていて、思いのほかコーチになるために来ている人が少なかったので意外でした。ただ、 自分と同じように人生について真剣に向き合っている方が多く、とても心強く感じられました。それまで、そういうことについて一緒に話せる相手がいなかったので、とても嬉しかったです。

 
──コーチングスクールではどんなことを学びましたか?

はじめは、コーチングスキルを教えてもらう場だと考えていました。でも実際はそれ以上に自分自身と向き合う場となりました。コーチングを学ぶということは、スキルというより自分が自分の生き方を考えたり、物事の捉え方を学ぶことだと感じました。そういった機会を得られて本当によかったと感じています。


──コーチングスクールで印象に残っていることは何ですか?

学んでいく中で、自分の凝り固まった考え方に気づきました。例えば、「あなたにとって信頼とは?」という宿題が出た時、私はてっきり最後に「信頼」とは何か、正解を教えてもらえると思っていました。それが「みんなそれぞれ自分にとっての信頼がありますね」ということで終わり、正解がなかったことに戸惑いました。でもその時、そうか!自分の中に答えがあるというのはこういうことか、と気づきました。それまでは、なんでも答えを外に求めていましたが、自分が信じることに従っていいのだと許されたような気持ちになりました。
 

──講義の7分間セッションで、自分のセッションに対して反省点ばかりが目につき、良い点が見つけられなかったそうですね。

はい。コーチ役をやった時、全然うまくできなかったと落ち込んでいました。でも、みんなが「ここがすごく良かったよ」とたくさん褒めてくれたんです。私は全く良い点だと思っていなかったところを褒めてもらえて、自分のできているところに気づくことができました。講師やサポートの方も含め、コーチングプレイスでは決して批判やダメ出しをしません。最初は改善点も指摘してほしいと思いましたが、結局自分で十分反省できていて、それより自分では中々見つけられない良い所を教えてもらえることの方が大きな価値だと気づきました。最後まで嫌にならずにセッション練習ができたのも、批判を恐れず安心してできたからだと思います。


―そういった学びのスタイルは今までと違いましたか?

今まではどちらかというと学びは厳しい環境の中でやってきて、歯を食いしばって頑張ってこそ習得できると思っていたんです。でも、コーチングプレイスで、人は安心安全な環境で学ぶからこそ身につき、楽しいからこそ継続できるということを実感しました。そこが自分の中で腑に落ちて、こんな学びの場は初めてだと思いました。

──コーチングスクールでの学びを通して、自分自身についてどんな気づきがありましたか?

講座もだいぶ進んで同期との仲も深まった頃、セッションのクライアント役になり、子育ての悩みを話しました。その時、「よく頑張ってると思う。もう十分よくやってるよ」とコーチ役や他の同期からフィードバックを受けました。その時、ホッとする半面、その言葉を素直に受け取れない自分に気づきました。同期とはずっと一緒に学んできて、心から信頼していたので、その言葉を受けとれないというのは、自分が自分のことを認められていないんだ!ということに初めて気づくことができました。それは深い学びでした。
 

──コーチングプレイスは、あなたにとってどんな学びの場だと感じましたか?

まさに私のような、できていないことを指摘されるとへこんでしまうタイプの人にぴったりの学びの場だと感じました。良いところを言われて伸びるタイプの人がたくさんいると思います。もちろん、できていないところを指摘されることで伸びるタイプの人もいるでしょう。人それぞれだと思いますが、私にとっては安心安全の中で、自分の良さを認めてもらえる環境こそ、本当に自分の力を発揮できるんだと気づかされました。お互い承認し合うことの大切さや可能性を、心から理解できるようになりました。
 

コーチとしての活動と想い

講師を務めたクラス


──これからコーチとしてどのように活動していきたいですか?

コーチングを通して、主体的に生きる人を増やしていきたいと思っています。コーチングを受けることで、自分の内面と向き合い、自分らしい生き方を見つけるサポートができると信じています。私自身、コーチングに出会ったことで人生が変わったので、同じような経験をより多くの人にしてもらいたいです。一人でも多くの人が自分の人生に満足し、充実感を持って生きられるように、コーチとして活動していきたいと考えています。

 
─これからコーチングを通して伝えていきたいことは何ですか?

コーチングを受けることももちろん大事ですが、コーチング的な生き方をしていくことも伝えていきたいです。自分がどうなりたいかを柱に立てて、諦めずに目指していく生き方です。主体的に自分の気持ちや意思を大事にして生きていくことができるようになってほしいと思っています。そのために、コーチングを提供するだけでなく、コーチングを学ぶ機会も提供していきたいですね。
 

──現在のコーチとしての活動について教えてください。

現在は、悩みや課題、夢や目標のある方へコーチングを提供したり、コーチングプレイスで講師の仕事もさせていただいています。これは、自分が伝えたいことを伝えられる場だと思っているので、とてもやりがいを感じています。自分を主体的に考えて、自分の気持ちを大事に生きていくような人を1人でも多くサポートしていきたいと考えています。


遠藤幸子さんのブログ

コーチング講座【無料】体験会を開催しています!