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あの時コーチングを学んでいたら…私の海外生活はどう変わっていた?
コーチングプレイスには、世界中からさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まっています。
なぜ、多様な人々が集まるのでしょうか?
・オンラインスクールのため地理的な制約がなく、世界中の誰でも参加できる
・早朝から深夜まで幅広い時間帯で学べる
ことが理由として挙げられます。例えば、私(講師 Eiko)が担当したクラスは夜22時半開始でした。
この柔軟な環境により、住む場所、年齢、職業、ライフスタイルの異なる人々が共に学び、お互いの価値観に触れることができます。他の受講生の発言に共感したり、「自分にとっての当たり前が、当たり前ではなかった」と気づくことも多いです。
コーチングを学ぶと相手の価値観を尊重し、否定せずに受け入れられるようになります。そのため、多様な考えを持つ人たちが安心して意見を交換し、理解し合える環境が生まれるのではないでしょうか。
今回は、海外生活経験者に、「海外生活でコーチングや、 コーチングプレイスのようなコミュニティがどう役立つのか」を伺いました。
私自身も海外で暮らしており、コーチングの視点が生活に役立つと感じることが多いです。
【お話を伺った方】
バリーさん:2016年からインドネシア・ジャカルタに2年間滞在
あきさん:2014年からインド・コルカタに1年10カ月滞在
多様な環境にいるからこそ感じる人間関係の難しさ
─ 海外でのコミュニティや人間関係はどうでしたか?
あき:コルカタには小さな日本人会がありましたが、同年代の人が少なく、情報交換の場も限られていて、環境が狭く感じることが多かったです。
バリー:ジャカルタでは、日本人学校のスクールバスが停まるアパートを中心にコミュニティができ、長く住む人が発言権を持つ独特のルールがあり、難しさを感じることもありました。
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当時は、自分と合わない人がいると苦手意識を持っていました。まだコーチングを学んでいなかったので、人の違いを認められなかったのです。コーチングを学んでいれば、別の視点で捉えられていたかもしれません。
海外でストレスと向き合う方法
─ 海外生活中のストレスにはうまく対処できましたか?
バリー:当時はモヤモヤした感情をどう処理すればいいかわかりませんでした。自分の感情と向き合うという発想がなかったんです。今なら、コーチと話したり、内省することで向き合えると思うのですが。
あき: 私も同じです。コーチングを知っていれば、自分の辛さの原因を考え、対処できたかもしれません。海外滞在中の悩みは、同じ立場の人にしか理解されにくく、日本の友人や家族には「贅沢な悩み」と思われそうで相談しづらかったです。
─ どのようにストレスを解消しましたか?
バリー:Zoomでウェルビーイングのセミナーを受けたり、オンラインイベントに参加していました。ネットを通じたつながりが、ストレス軽減に役立ちました。
インドネシア人の先生に竹製の民族楽器「アンクロン」を習い、ショッピングモールなどで演奏し、現地ならではの体験も楽しみました。(※本記事のトップ画像がアンクロン)
あき:私も文化やイベントを楽しんで気分転換していました。ナショナルデーには、学校からお菓子を持参するように言われ、インド国旗色のクッキーを作ったり。
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インド人のピクニックでは、公園でプロの調理人が巨大な鍋で料理を作っていて、日本ではなかなか見られない貴重な体験でした。
コーチングの学びは海外生活でも活きる?!
─ 当時コーチングを知っていたら、何か違いはあったと思いますか?
バリー:以前は、自分と異なる価値観に対して「なぜそうなるの?」と疑問を持ち、否定的に捉えることがありました。でも、コーチングを学んだ今は、異なる意見や考え方を尊重する大切さを知っています。当時この視点があれば、もっとスムーズに人間関係を築けたと思います。
あき:海外では孤独を感じることもありましたが、コーチングを通じて自己理解や対話の大切さを学んでいたら、自分の気持ちを整理しながら過ごせたかもしれません。
安心して話ができるコミュニティ
─海外生活者にとって、コーチングプレイスのようなオンラインコミュニティの良さは?
バリー:コーチングプレイスは、さまざまなバックグラウンドの人が集まり、フラットに自分の経験を受け止めてもらえる場所だと思います。「海外生活は楽しいでしょう」という決めつけではなく、良かったことも大変だったことも、ありのままに共有できる。そういうオープンなコミュニティは、海外で暮らす人にとっては、とても心地よいはずです。当時、こうしたオンラインの繋がりがあればもっと気持ちが楽だったと思います。
あき:帰国後はリバースカルチャーショックに悩まされることがあります。周りの人は「楽しかったでしょう」で終わらせがちですが、苦労も多かった。帰国後も、気持ちを分かち合えるコミュニティがあれば心強かったと思います。
まとめ
お二人の話を伺い、海外で異なる価値観を受け入れ、人間関係を円滑にするためにコーチングの学びが助けになると感じました。
コーチングでは、「クライアントを否定せず話を聞く」「相手の存在を承認する」という関わりをします。この考えを学ぶことで、日常生活でも自然と多様な価値観を受け入れられるようになります。
海外では、文化や人種の違いに直面し、日本では考えられないようなサービスや差別を経験することもあります。そんな環境でも、「世の中には色々な人がいる」と受け入れることができると、気持ちが楽になりますよね。
また、地理的な制約を超えて安心して話せるオンラインコミュニティは、海外生活での孤独感を和らげる貴重な場だと思います。サードプレイスがあるって良いですよね。
実際に、私は渡航前の不安な時期に、コミュニティの海外経験者に、現地での生活や日本人社会の裏事情を教えてもらい、とても助けられました。
「教えてください」と投げかけると、面識がなくても親切に経験を共有してくれる。そんな環境がとても心強かったのを覚えています。
コーチングプレイスには、バリーさんやあきさんのように、多様な経験を持つメンバーがたくさんいます。ご興味があれば、ぜひイベントに参加してみてください。新しい気づや視点が見つかるかもしれません。
Eikoのnote