シマリスに惹かれてコーチングを学び始めたら、自分自身の軸をしっかりと持つことの大切さに出会いました。
コーチングに出会い、その魅力に惹かれて学びを深めていく中で、自分自身の人生を見つめ直すキッカケを得た小濱千夏さん(小夏さん)。講座での学びや気づきを通して、自己基盤を大切にしながらコーチとしての活動を始めています。小夏さんのコーチングとの出会いと、その学びの中で芽生えた情熱について伺いました。(インタビュアー:はなわ)
コーチングとの出会い
──小夏さんがコーチングに出会ったきっかけを教えてください。
私は約4年前まで14年間地方公務員をやっていました。仕事自体は好きでしたが、やりたいことを溜めすぎていて悩んだ末、自分の好きなようにやらせてあげようと思い、仕事を辞めました。
辞めた後、気になっていたコミュニティに入ったのですが、そこでコーチングに出会いました。コミュニティのイベントでお試しコーチングがあり、それに心惹かれたんです。
仕事を辞めて楽しいけど不安もあり、この先どうしていくつもりなのか、自分のことをもっと知りたいと思ってお試しコーチングを受けました。
──お試しコーチングを受けてみてどうでしたか?
お試しコーチングを2回ほど受けたのですが、自分の話を1時間ほど一方的に聞いてもらえるということに驚きました。
普段そんな経験はないですからね。友達がいないわけではないのですが、こんなに自分の話を聞いてもらえて、今思えば承認されたように感じて、とても嬉しかったです。
そのときコーチングっていいなと思いましたが、すぐにコーチングを受けようとか勉強しようとは思わず、とりあえず寝かせておきました。
──寝かせておいた後、どのようにしてコーチングの学びを始めたのですか?
仕事を辞めて3ヶ月ほど経った頃、たまたま八幡美和コーチのメルマガを見て、内容に惹かれて登録しました。
当時の私は、仕事を辞めてもまだ「〜しなくちゃいけない」という縛りがきつくて疲れていたんです。そんなときに八幡さんのメルマガを見て、ゆるく楽しそうだなと感じました。
「ゆるく楽しい」が私に必要だと思い、講座を受けようと決めました。八幡さんのブログやメルマガがシマリスな感じで、これは楽しいだろうと惹かれましたね。
──当時、「ゆるく楽しく」というのが小夏さんの心に響いたんですね。
そうなんです。真面目であることに疲れていて、仕事を辞めて縛りから外れようと思ったのに、まだ自分で自分を縛っている状態でした。
そんなときに「ゆるく楽しく」というフレーズが心に刺さって、これだ!と思ったんです。当時の私にとっては、その言葉がすごく魅力的で、コーチングを学ぶきっかけになりました。
長年やってきたことから完全に抜け出すのは難しいですが、「ゆるく楽しく」をきっかけに、少しずつ変われたのかなと思います。
コーチング講座での学び
──コーチングを学ぶ中で、特に印象に残っていることはありますか?
コーチングを学ぶ中で、特に自己基盤の概念に惹かれました。
講座では、自己基盤の概念を学び、取り組むワークがあります。
その中で自分の感情、過去・現在・未来、いった、自分の人生の軸となるものを見つめ直すことの大切さを学びました。
この学びは私にとって大きな転機になりました。
──講座に参加した当初のコーチングに対する印象はどのようなものでしたか?
講座に参加した当初は、以前コーチングを受けて良かった経験があったので、コーチングはいいなという印象はうっすらあったものの、自分がコーチになろうとかコーチングを提供しようという意識は全くありませんでした。
シマリスが楽しそうだったので、なんとなくこういうものを勉強してみるのもいいかなという軽いノリで講座の受講を決めました。
──講座が進むにつれて、コーチングに対する見方はどのように変化していきましたか?
講座が進むにつれて、コーチングは思った以上にすごいかもしれないと感じるようになりました。講座内でコーチングセッションの練習を繰り返す中で、じわじわとコーチング熱が上がっていきました。
中盤あたりから、いろいろな技法を学んだり練習の場が増えることで、コーチングは思っているよりもすごいという感覚が芽生えてきたんです。
──講座の後半で特に印象に残ったことは何ですか?
講座の後半では、コーチングの知識やテクニックを学ぶことに加えて、講師やサポートの方、受講生全体でコーチング的な関わり方を体感できたことが嬉しかったです。
コーチングを学ぶというよりは体感するという経験が印象的でした。自分が話をした時にフィードバックや承認をしてもらえることが、思った以上に嬉しいと感じられたんです。これは講座を通して強く感じた部分ですね。
コーチングを通して自分自身も嬉しさを体感したいという気持ちと、他の人にもコーチングでできることがあればいいなという思いが芽生えてきました。特に自己基盤という概念に出会ったことが大きな転機でした。
──自己基盤の概念について、もう少し詳しく教えてください。
基礎講座の最後の方で自己基盤という概念を知り、これはすごく重要なものだと直感的に感じました。
それまでの人生で自信のなさや揺らぎ、家族との向き合い方など、しんどさを感じることがありましたが、自己基盤はそれを埋めるヒントになるのではないかと思ったんです。
自分自身の軸をしっかりと持つことの大切さを学び、それを土台にしたコーチングのあり方に感銘を受けました。
自己基盤を大切にしながらクライアントに寄り添うことで、より深いレベルでの変容を促せると感じました。
──講座が終わった後はどのような心境でしたか?
講座が終わった後は、寂しさがありました。毎週同じメンバーと顔を合わせ、承認し合ったりコーチング的な関わりを体感できていたのが無くなるのは寂しかったです。
一方で、講座で学んだことを活かして、これからコーチとしてどのように活動していくかを考える時期でもありました。
コーチとしての活動と目標
──現在はコーチとしてご活躍されていますが、どのようなコーチを目指していますか?
クライアントの方が自分らしさや価値観、人生の目的に気づき、それを軸に自分の人生を歩んでいけるようサポートすることを目指しています。
講座で学んだ自己基盤の重要性を、多くの方に伝えていきたいですね。自分らしく生きることの素晴らしさを実感してもらえるよう、これからもコーチとして活動していきたいと思っています。
コーチングを通して感じられる嬉しい気持ちを他の人にも感じてもらえるようになったら良いなと思うようになりました。
コーチングを通じた変化と展望
──少しコーチングとは離れますが、この先、どのような人生を送りたいと思っていますか?
自分を縛っているものがまだまだあると感じているので、そういったものと緩やかに付き合えるような状態になっていければと思います。
仕事をしている時は、仕事があるから考えなくて済んでいた部分が多くありましたが、辞めた後にそれらが見えてきました。
これからは、自分を縛るものと向き合いつつも、ゆるく楽しく過ごせる人生を送れたらいいですね。
コーチングや自己基盤を通して、自分自身が緩やかでいろんな物事を取り込めるようになったと感じています。
そして、それを他の人の支えにもなれたらいいなと漠然と思っています。自己基盤には特に惹かれていて、ご飯よりも好きなくらいです。
(「3度のメシより自己基盤」ですね。)
自己基盤は抽象度が高いけれど、具体的な仕組みの中にあるから取り扱いができるところが魅力だと思っています。
自己基盤を軸にしたコーチングを提供していきたいと強く思っています。コーチングという形でなくても、自己基盤を軸にしたいです。変な話ですが、自分にはそれができる気がしています。
──最後に、コーチングに興味を持つ人へのメッセージをお願いします。
コーチングは、自分自身と向き合い、内なる答えを見出すための素晴らしいツールだと思います。
自己基盤を大切にしながら、自分らしさを探求する旅に出てみてください。その過程で、きっと新たな気づきや可能性に出会えるはずです。コーチングの学びを通じて、自分自身の人生をより豊かに、充実したものにしていってほしいと願っています。
小夏さんのブログです。
コーチングや自己基盤についての深い体験が書かれていますので、ぜひ、読んでください!