コーチングを受け始めたキッカケは?2人のプロコーチのコーチング体験談
コーチングを受けることは、自分自身と向き合い、人生をより良い方向に導くための有効な手段の一つです。では、実際にコーチ自身がコーチングを受けるとはどういうことなのでしょうか。今回は、2人のプロコーチに自身のコーチング体験について語り合ってもらいました。
コーチングを受け始めたきっかけ
(はなわ) 私がコーチングを受け始めたきっかけは、プロコーチになろうと決めたところからのスタートでした。その時に、コーチになる人はコーチをつける必要があると言われたんです。自分自身がコーチングを受けて、良かった経験や気づき、行動の変化などを知っておくことは絶対に大事だと。また、コーチからどのように関わってもらえるのかを体験しておく必要もあるんですよね。だから私の場合は、単純に本当に素直に、受ける必要があると言われたから受け始めたという感じだったんです。
(みわ): なるほど、ひであきさんは素直に言われたことを受け止めて行動に移すタイプなんですね。よく、素直な人は伸びるっていいますもんね。
(はなわ): そうなんです、素直なのが取り柄だったりします。言われたらとりあえずそうなんだと思ってやってみるっていう。これは笑わせようと思って言ってるわけじゃなくて、本当にそう思って行動しているんですよ。
(みわ): 私がコーチングと出会ったのは、人生の転機のタイミングでした。どん底の状態から抜け出したいと思って、自分のことをもっと知るために学び始めたんです。最初はコーチングを受けることに抵抗があって、自分の話をするのが苦手だったんですよ。でも、セッションの練習を重ねるうちに、話すことが楽しくなってきて。気づいたら、コーチングを受けることが生きていくために欠かせない大切な時間になっていました。
コーチングを受ける頻度と目的の変遷
(はなわ): コーチングを受け始めた当初は、月に1回受けていたんです。でもだんだん1か月後のコーチングが待ちきれなくなってきて、もっと行動を加速させたいと思うようになり、月2回受けるようになりました。コーチングを通して自分の目標や行動を言語化することで、アクションにつなげやすくなるんですよね。
その後は、だんだんとセルフコーチングができるようになってきたので、月1回の頻度に戻しました。今は自分の状態の定期的な確認という位置づけで続けています。コーチングの場は、自分の心や体の健康状態を見つめ直す機会にもなっているんです。
それから、新しいアイデアやひらめきを得るためにコーチングを活用することもあります。普段の自分の思考の枠を超えた発想を引き出してもらえるので、仕事のブレークスルーにつながることも多いですね。
(みわ): なるほど、コーチングを受ける頻度や目的って、その人の状況や成長度合いによって変わってくるんですね。最初は習慣づけるために頻度を上げて、徐々に自分でもできるようになると頻度を下げていく。そして、定期的なメンテナンスと新しい気づきを得る場として活用を続ける、といった感じでしょうか。
(はなわ): そうですね。コーチングを受ける目的はその時々で変化していくものだと思います。だからこそ、長く続けていく中で自分に合ったペースや方法を見つけていくことが大切だと感じています。私自身、コーチングに出会ってから6年ほど経ちますが、今でも学びは尽きません。これからもコーチングを通して成長し続けていきたいですね。
コーチングがもたらす効果と気づき
(みわ): 私がコーチングを受けているのは、幸せになりたかったからです。悩みは時間が解決してくれることもありますが、コーチングを受けると、なぜそれが悩みになったのか、自分のどんな考え方が影響していたのかが俯瞰的にわかるようになります。自分のパターンが見えてくると、問題と距離が持てるようになり、自分と問題が一体化しなくなるんです。
(はなわ): そうそう、普段は流して自分で意識できていないところを、ここまでできたんだとか、自分は頑張れたんだと感じられるようになるのは幸せに繋がっているよね。同じような日常でもそれに気づけるかどうかはすごく大事で、クライアントにそれを伝えるのもコーチの重要な役割だと思う。
(みわ): コーチングは予防医学のようなところがあると思います。カウンセリングは今すぐ助けが必要な状況のときに必要不可欠ですが、コーチングは普通に元気で日常生活が送れるときに、人生の豊かさを増すために受け続けるものだと思っています。私にとってコーチングは欠かせない大事な時間になっています。
(はなわ): 結局コーチングを受ける理由は、このままじゃ嫌だとか、何かやりたい、変えたいというきっかけからスタートしているのは共通しているよね。目標達成型の人は、ある目標を成し遂げるまでコーチングを受けるというスパンができるんだよね。実際それを成し遂げると、今度はその先に新たな目標が見えてくるから、何かの山を越えるとまた新しい山が見えてくる。そこに向かってまたコーチングを受けて活動していく、私の場合はその繰り返しかな。
(みわ): 皆さんにも「なぜコーチングを受けたか」というのを聞いてみるのもいいかもしれませんね。方向性は決まっているんですけど、別に達成が嬉しいわけではなくて。そこそこの方向性はありますが、寄り道の余地もあるという感じです。
コーチングを通じた自己成長と幸せ
(はなわ): 目標達成型の人は、ある目標を成し遂げるまでコーチングを受けるというスパンができるんだよね。実際それを成し遂げると、今度はその先に新たな目標が見えてくるから、何かの山を越えるとまた新しい山が見えてくる。そこに向かってまたコーチングを受けて活動していく、私の場合はその繰り返しかな。
(みわ): 私はあまり短期的な目標達成型ではないんですよね。未来志向はあるんですけど、どちらかというと本当にエネルギーを上げているだけに近いです。みんながこうなったらいいなという、ドラえもんの歌みたいな状態で、何かそこに向かって達成しようということが湧くわけではないんです。
(はなわ): そうそう、「あんなこといいな できたらいいな」っていう感じだよね。それでいいんだよ。幸せを感じるということが大事なんだよね。
(みわ): そうなんです。その時々に自分が幸せを感じるってことが大事で、別にどこに向かっていくとかはあまりなくて。だから、コーチングを受けて自分が今どこにたどり着いているかとか、他者から見てもらうことで気づかせてもらえるのがコーチングのいいところですよね。
(はなわ): そうそう、普段は流して自分で意識できていないところを、ここまでできたんだとか、自分は頑張れたんだと感じられるようになるのは幸せに繋がっているよね。同じような日常でもそれに気づけるかどうかはすごく大事で、クライアントにそれを伝えるのもコーチの重要な役割だと思う。
コーチとクライアントの理想的な関係性
(みわ): 私がコーチングと出会ったのは、人生の転機のタイミングでした。どん底の状態から抜け出したいと思って、自分のことをもっと知るために学び始めたんです。最初はコーチングを受けることに抵抗があって、自分の話をするのが苦手だったんですよ。でも、セッションの練習を重ねるうちに、話すことが楽しくなってきて。気づいたら、コーチングを受けることが生きていくために欠かせない大切な時間になっていました。
(はなわ): 本当にそうですよね。コーチは、クライアントの人生に寄り添う存在だと思います。答えを教えるのではなく、クライアントが自分で答えを見つけられるようにサポートする。時にはぶつかることもあるけれど、信頼関係があるからこそ、一緒に乗り越えていける。そういう存在としてのコーチの重要性を、私自身コーチングを通して実感しています。
(みわ): そうなんです。コーチは、クライアントの人生に責任を持つ存在ではないけれど、その過程に責任を持つ存在だと思うんです。だからこそ、自分もコーチとして成長し続けなければいけない。そのためにも、コーチ自身がコーチングを受け続けることが大切だと、改めて感じました。私達コーチも、永遠の学び手であり続けたいですからね。
(はなわ): 全くその通りだと思います。コーチもクライアントも、お互いに学び合い、高め合っていく関係性が理想ですよね。その先にあるのは、きっと私達一人一人の幸せだけでなく、社会全体の幸せにもつながっていくのだと信じています。